砕氷船

きのう年をとるイメージを「砕氷船」などと書いてしまって…、
あらためて考えてみたら、この「団塊の世代」などといわれる
ベビーブーマー世代は、その数がやたら多いものだから、
年齢を重ねるごとに様々な社会現象を起こしてきたのだが、
いまやこの世代の加齢そのものが
過去に例のない事態を拓いていってるような気がする。
このカタマリが一歳年をとる、
また一歳、また一歳。やはり、砕氷船が進んでいく感じだ。
こいつらはいったいどこらへんでへたばるのか。
目前の氷にのしかかるパワーが失せ、
まわりをびっしり、凍りついた海に囲まれて
立ち往生するのは何年後あたりだろう。
15年か、20年か。
それまでは、「老兵は死なず、消え去りもせず」。
まだまだ、迷惑な、邪魔な存在として居続けることになりそうだ。