星占い

「星占い2007」12冊完成!
聖紫吹(ひじり・しぶき)さんの最高傑作。
長年の占星術研究の成果が存分に発揮されています。
それにしても今回の「星座に宿る力」はおもしろい。
ギリシア神話を中心にして、古代から伝わる星座にまつわる神話・伝説が、
さわり程度ではあるが紹介されている。
これが、どの本にも出ていないような話なのだ。
そこだけでも500円の価値があると思える。
もちろん来年1月から1年間の年運もばっちり。
さて、親しい人には年末恒例、該当する星座本のプレゼントだ。

秋祭り

きのう、古録天神社(コロクテンジンジャ)という近所の神社の数年ぶりの大祭ということで、早朝の「宮出し」から夕方の「宮入り」まで、炎暑の中、駆り出されてつきあってしまった。仕事は交通整理。消防団員としての「出動」だ。最近支給されたばかりの新しい夏服と夏服用の制帽に身を包んだ。靴はスニーカーでよいとのことだったので、まちまちだった。
近所といってもとなりの町会なので、土地カンのあまりない道が多かった。大人の神輿が小刻みにもみながら練り歩くので、なかなか進まない。山車や子どもみこしはどんどん先に入って、休憩所で休んでいる。
プラスチックの赤い棒を手にして、先々の交差点で、やってくるクルマを別の道に誘導する。
制服と制帽、そして赤い棒の威力で、クルマはたいてい指示どおりに動いてくれる。たまに警察っぽいのがキライらしい連中が、へっというような顔をして走り去る。
休み休みだが、約8時間、汗だくの「出動」だった。来週の日曜、こんどはまさに自分の町会のある町の神社(日枝神社)の大祭があり、またも出動となる。忙しい忙しい。

山また山

出羽三山のあと谷川岳。もう山づいちゃって大変。
聖地・霊場めぐりをしているから、当然、山にも行くわね。
山のほとんどは霊山だから。
案の定、谷川岳の頂上(ここは頂上が二つあるのね、トマの耳とオキの耳、だって。ウサギみたい)にも、なぜかありました、ホコラが。鳥居と小さな社殿。
それが、なんと「富士浅間神社奥の院=ふじせんげんじんじゃおくのいん」となっている。どないなっとんのや。
富士山の勢力範囲なんかしら。ま、いいけど。
去年の今頃富士山に登頂(剣ヶ峰!)した身としては、谷川岳の山頂で
富士山に再会して、おや一年ぶりでんな、といった気分。
思えばこの一年の間に、恐山、熊野三山、三峰山(秩父)、出羽三山羽黒山・月山・湯殿山)と、霊山に登りまくりだ。で、なにかいいことあったかい?
行くたびに安産や交通安全のお守りを買ってくるので、
妻の周りには霊気がもうもうと漂っているほどだ。あれは冷気か?
仕事にはあんまりつながっていないが、いずれ霊場めぐりやお札の本として、
結実するであろう。さて、どうかな。
神様に学んだのは気長に待てっつうことだったりして。
だめもとっつうことだったりして。
湯殿山のお湯は足に気持ちがよかった。二度も上がり降りしてしまった。
それで充分。本にしようなんて余計な考えかも。
きょうの東京、秋風が吹き始めた。

では、出羽へ。

あっというまに、夏休みに突入。
ぐぐっと引きこもりたいところだが、
出羽三山への巡礼が待っている(13〜15)。
やることもたくさんたまってしまった。
一週間の休みではこなしきれない。
ところでこのところ妙な病気にかかっている。
依頼不能症とでもいえばいいのか、
人にものを頼むことが出来ない。
これはやばい。
全部自分でやるわけにはいかんでしょ。
簡単なことは自分でやれる。
難しいことは人に頼めない。
その両極はともかくとして、中間的なところは
なんとか人に頼まないと、やってられないぜ。
そうは思うのだが。
なぜだろう。コミュニケーション不全症の一種だろうか。
これこれこういうわけで、こういうことをお願いしたい。
それだけのことが、なぜできない?
夏休みの課題にしておこう。

DARK SEED

M女史から「お久しぶり!」と展覧会の案内状が届いた。
どうやら美大でひっかけた若い教え子と二人展をやるらしい。
そのタイトルが「DARK SEED 01」。
案内状によると、いま「ダーク・カルチャー」なるものがはやっているそうな。
ダースベーダーとかダークサイドとか、ああいうのかな?
ドクロのシルバーアクセなんかもはやってるらしいが。よくわからん。
「あなたのDARK SEEDチェック」というのが黒地にダークな赤という
読みづらい配色で印刷されている(しかも小さい字)。
なんとか解読すると、こんなチェックリストだった。

1 朝起きて新聞を広げると、まず最初に死亡欄に目がいってしまう。
 ウーン、○かな。
2 日中よりも夜中のほうが元気だ。
 ウーン、○だな。
3 死に興味はあるが自殺をする気はない。
 ウーン、○です。
4 青山墓地や谷中墓地などの墓地でデートしたことがある。
 ウ、ウーン、あったりして。○。
5 自分のお葬式のことは自分で決めたい。
 ウーン、自分の葬式を見てみたいって思うが、やり方はどうでもいいかな。×。
6 「人体の不思議展」を観にいってウットリしてしまった、
  もしくは怖くていけなかったが実はとても観たかった。
 ウーン、ボクは行かなかったが、見てきてウットリしたという人を知っている。×。
7 家に有機物がない(居ない)。
 ウーン、妻と猫と植物が居るから×。
8 冷たい視線に快感を感じてしまう。
 ウーン、どうかな、微妙に×。
9 過去に大切な人を亡くした経験がある。
 ウン、あります。○。
10 電話で他愛のない会話をしながらも、
  手が勝手にグロテスクな落書きを描いていることがある。
 ウーン、これはたいていの人が○じゃない?
11 お葬式では必ず亡くなった方の死に顔を拝むことにしている。
 ウーン、そういえばそうか、埴谷雄高の死顔も見てしまったっけ。○。
12 知人が外科手術をすると聞くと、それに立ち会いたいと思ってしまう。
 ウーン、妻の尿管から取り出された石(真っ赤な鉄サビの塊だった)を見たことはあるが…。まあ、×にしておこう。

えーと、12のうち、○が7で×が5か。ややダークサイド寄りってくらいか。
…と思ったら、葉書には、さらに読みにくい字で「以上の項目で○が5つ以上あった方――あなたはまぎれもなくこの世に蒔かれた「DARK SEED」のひとりです。ぜひ本展をご覧になることをオススメいたします」だとさ。 

ラッキー!

試合の結果を先に書いておくと、
9−9でした。
つまり、引き分け。
時間切れで、延長も再試合もなし。
で、どうなったかというと、PK戦みたいなくじ引きです。
たがいに9人ずつが並び審判が持ったくじ箱から、
それぞれ一本ずつ引いて、いっせいに上に上げる。
なんと、紅いしるしのついた棒が、こちらに5本、あちらに4本。
勝った!もう、試合で勝ったよりうれしいくらい。
なにしろ勝利の女神がほほえんでくれたのだから。
かくして、4強進出となったのでした。
ぼくはレフトで9番。
打席は1回で四球、得点1。
次打席は代打を出されてしまいましたが、
そいつがラッキーボーイで、
あやうく9−8で負けるところを、
相手投手の暴投を誘って、3塁ランナーが生還し、
同点となったのでした。
来週、準決勝と決勝のダブルヘッダーだけど、梅雨前線に加えて
大型の台風3号が近づいている…。

4強進出

フランスに勝利の女神が誕生した!
我がチームもフランスと同じく4強進出だ!
日曜に雨が続いて延期に継ぐ延期、やっときょう、
準々決勝がおこなわれた。
朝7時に起き、残りのご飯に生卵をかけてかっこみ、
いつもクルマで迎えに来てくれる紅林くんが都合で欠場なので
高砂まで歩いて京成線で日暮里、京浜東北線で大宮、
そこからタクシーでグランドまで、計約2時間。
でも電車は眠れるし持参した林房雄の『天皇の起源』がやたらおもしろいので、
クルマで送り迎えされるのとは別のよさがあるのだ。
(いま「起源」と打ったら最初「機嫌」と出て、
次は「期限」と出た。おかしいね)
前回、守備で野球人生のしめくくりにふさわしい奇跡を味わったので、
きょうは打撃で記憶に残るすごいことができないか、と、
昨晩は悶々としてひょっとしたら寝不足かもしれない。
普通に考えたらホームランでしょう。
でもホームランなんて、柵があればの話。
この河川敷のグランドには、柵がない、つーことは隣りのグランドまで
ころがってゆくような強烈な打球を飛ばして、ランニングホームランするしかない。
考えただけで足がつる。よろけて倒れ、いつかつくった川柳、
「野球とは三本間のドラマかな」
みたいなことになりかねない。
俳句では、「這ってゆくホーム遥かな朧月」とやったんだったかな。
つまりランニングホームランは57歳の肉体の玄海に、
いや、玄界灘はこの際置いといて、限界に挑戦するに等しい。
野球人生の最後で限界に挑戦?ホームまで走れというの?
てなわけで、ひとまずアップ。つかれてしもうた。